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その他中小企業経営・中小企業政策に関する事項

この章で覚えておきたいこと

経営の背景と政策制度を見分け、戻り先を決める全体像を示す図解

この章は、新しい制度や数字を増やして覚えるための章ではありません。関連章の確認用として使う 章です。見慣れない選択肢に出会ったとき、どの章へ戻ればよいかを判断できるようにします。

基本知識

この章の位置づけ

この章が独立暗記用ではなく横断確認用の章であると示す図解

この章は、他の章にきれいに収まらない内容を独立して暗記する章ではありません。中小企業経営編と中小企業政策編を横断して見直すための受け皿です。

第一条 この法律は、中小企業に関する施策について、その基本理念、基本方針その他の基本となる事項を定めるとともに、国及び地方公共団体の責務等を明らかにすることにより、中小企業に関する施策を総合的に推進し、もつて国民経済の健全な発展及び国民生活の向上を図ることを目的とする。

出典: e-Gov 法令検索 中小企業基本法 第1条

https://laws.e-gov.go.jp/law/338AC0000000154

つまり、政策編は「施策」「責務」「基本方針」が出てくる世界です。これに対して、経営編は中小企業の役割や実態、経営課題を理解する背景論点です。選択肢を読んだときに、背景の説明か、制度の説明か を先に切り分けることが重要です。

経営編へ戻るときの見分け方

数や雇用、人手不足やDXなど経営の背景論点なら経営編へ戻ると示す図解

次のような内容は、政策制度を覚え直す前に経営編へ戻ったほうが整理しやすいです。

小規模企業の振興は、... 我が国の小規模企業について、多様な主体との連携及び協働を推進することによりその事業の持続的な発展が図られることを旨として、行われなければならない。

出典: 衆議院 小規模企業振興基本法 第3条

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_housei.nsf/html/housei/18620140627094.htm

この引用のような 法令上の理念・定義・国や地方公共団体の責務 は、法律名が出ている以上、政策編で確認します。経営編へ戻すのは、白書・統計・経営実態・経営課題を説明している選択肢です。小規模企業振興基本法の条文を見たら、背景扱いにせず、小規模企業支援の章へ戻します。

経営編へ戻る例は次のとおりです。

政策編へ戻る例は次のとおりです。

政策編へ戻るときの見分け方

目的や対象者、支援主体など制度要件なら政策編へ戻ると示す図解

次のような内容は、政策制度として整理したほうが正誤判定しやすいです。

第三条 中小企業については、... 我が国の経済の基盤を形成しているものであり、... 独立した中小企業者の自主的な努力が助長されることを旨とし、その経営の革新及び創業が促進され、その経営基盤が強化され、並びに経済的社会的環境の変化への適応が円滑化されることにより、その多様で活力ある成長発展が図られなければならない。

第五条 政府は、次に掲げる基本方針に基づき、中小企業に関する施策を講ずるものとする。

出典: e-Gov 法令検索 中小企業基本法 第3条・第5条

https://laws.e-gov.go.jp/law/338AC0000000154

政策編では、次の5点をセットで確認します。

制度名だけ合っていても、この5点のどこかが入れ替わっていれば誤りになりやすいです。

横断問題で迷ったときの考え方

選択肢を経営の背景か制度要件かに切り分ける手順を示す図解

分類しにくい選択肢が出たときは、次の順で考えます。

1. その内容が 中小企業の実態や課題 を説明しているのか、制度の要件 を説明しているのかを見ます。 2. 実態や課題の説明なら、経営編4章のどこに近いかを考えます。 3. 制度の要件なら、政策編4章のどの制度群に属するかを考えます。 4. 制度問題だと判断したら、目的、対象者、支援主体、支援内容、数値条件 のどこがずれているかを確認します。

この手順を使うと、「知らない論点」に見えても、既に学んだ章のどこへ戻るべきかが分かります。

この章のまとめ

経営は背景、政策は5点確認、迷ったら戻るという章全体のまとめを示す図解

一次試験過去問での出方

このトピックに直接対応する一次試験過去問の参照は、現時点ではありません。そのため、本章は「その他」を単独で暗記するためではなく、既習の経営編4章と政策編4章へ戻るための確認用として使います。一次試験では横断的な選択肢が出ても、背景か制度かを切り分けられれば対応しやすくなります。

引用元